東山文化は8代将軍足利義政の時代に広まった文化です。銀閣寺が建てられた地名が「東山」であったのでその名前がつきました。
飾りを捨てたひっそりとした味わいと、古びて趣(おもむき)のあることを「わび」・「さび」と言われます。当初は武家や仏教の文化の融合でしたが、それが一般庶民に広がって日本人の独特の美意識を作り上げました。
京都が戦火に見舞われたことでよって能、茶道、華道、庭園、建築の文化人、知識人などが地方へ逃れ、全国へ伝播していったそうです。
銀閣寺乱世のため、幕府が財政難で銀箔が貼れなかったという説があるますが、わび・さびの文化をあえて取り入れたことで美しさ表したかったかもしれませんね。
そんな日本の文化の源であり、世界遺産にも登録された日本の文化を象徴する銀閣寺を紹介します。
銀閣寺とは?

銀閣寺(慈照寺)は1482年(文明14年)に、室町幕府8代将軍の足利義政が隠居生活を過ごすために、山荘東山殿として作られ始めました。現在は臨済宗相国寺の寺院となっています。
建物は金閣寺ほどの派手さはありませんが、シンプルな様式で東山文化発祥の地になっています。
1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。
銀閣寺の観光案内
住所 | 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
問い合わせ先 | 075-771-5725 |
営業時間 | 夏季 (3月〜11月) 8:30〜17:00 冬季 (12月〜2月) 9:00~16:30 |
拝観料 | 大人 500円 |
駐車場 | 京都市銀閣寺観光駐車場 普通車 12台、大型車 40台 料金(普通車) 1040円 |
所要時間 | 30分ほど |
備考 | コロナで営業時間変更の可能性あり、公式サイト参照 |
公式サイト | https://www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/ |
アクセス
バス
京都駅からは市営バス5番で「銀閣寺道」下車
車、バイク
名神高速道路(E1)「京都東IC」から一般道で30分ほど
駐車場

銀閣寺所有の駐車場は無いので近隣の駐車場を利用します。
「京都市銀閣寺観光駐車場」
普通車 12台、バス 40台、バイク 10台
料金
普通車 1040円
バス 2610円
バイク 410円
その他、周辺にコインパーキング多数あり。
銀閣寺の見どころ

観音殿

一階は心空殿(しんくうでん)、2階は潮音閣(ちょうおんかく)と呼ばれています。
観音殿に銀箔を貼られた形跡はないとのこと。
銀沙灘と向月台

上の写真は、観音殿(銀閣)と銀沙灘(下の砂模様)です。左側には向月台も見えます。
銀閣寺は金閣寺ほどの派手さはありませんが、庭園や銀沙灘との調和が一つの美しい芸術品に見えるのが銀閣寺の魅力と感じます。

向月台は、上に座って東山から登る月を待つなど諸説あるそうです。

先月泉

東山から流れてくる水を、敷地内の池などに導いているそうです。
展望所

敷地内の高台にある展望台から、銀閣寺全体を見渡すことができます。
銀閣寺参道

参道には数多くの食事処、喫茶店、土産屋が立ち並んでいます。おしゃれなカフェで旅の疲れを癒してはいかがでしょうか?
今出川通(哲学の道)

銀閣寺の玄関口である「銀閣寺道」バス停から銀閣寺参道までの道には、春になると桜が咲き誇っています。琵琶湖疏水の両脇に咲く満開の桜は人気の写真スポットとなっています。

所要時間
30分ほど
まとめ
- 金閣寺ほど派手ではないが、銀沙灘や向月台、美しい庭園の調和が美しい
- 春には今出川通の桜が咲き誇る
- 専用駐車場が無いので、周辺の駐車場を利用する必要がある。
- 展望所から銀閣寺の敷地を見渡せる。
- 参道には食事処などの店が立ち並んでいる。
ギャラリー



松かさが乗っかって坐ってらっしゃいました(笑)

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