前回のブログで紹介した千畳敷カールから駒ヶ岳山頂を目指して登山を開始しました。
http://kattblog.com/mount-kisokoma/
しかし途中の中岳で、低い気温と強い風を体に受けて耐えきれず、やむなく下山することになりました。大荒れほどではなかったので危険はなかったが、寒さに耐えれませんでした。
標高が低い山の経験はあるが、標高2500m越えの登山はあまり経験がありませんでした。ロープウェイで手軽に行ける場所でなので完全にナメていました。
そんな失敗談を、現地の観光情報と共に紹介します。
- 所要時間
- 現地の気象
- ダメな装備の例
現地の様子
千畳敷駅付近

千畳敷駅に着いた時に気温は12℃ほどで寒かった。とりあえずこの場で、防寒用に携帯していた雨具を着ました。
八丁坂

八丁坂分岐点を過ぎると本格的な登山道になる。
かなりの急勾配な登山道で、足元が岩場で登りにくいです。この場を訪れる場合は登山靴が必要になります。そして、ひたすら空の方を目指す。
ここで高山病になりやすいので、落ち着いてゆっくり登ることをお勧めします。

八丁坂を登っている途中で振り返ると、綺麗な千畳敷な風景を見ることができます。初心者は休憩しながら登りましょう。
乗越浄土

激坂を登ったら、美しい景色が広かっていました。
上の写真は伊那前岳方向の写真です。

ここから中岳を望むことができます。

千畳敷付近は無風でしたが、乗越浄土へ着いたら強風と寒さが襲ってきました。
おそらく千畳敷カールのお椀状の地形が、強風から守ってい他のでしょう。

乗越浄土付近に「宝剣山荘(青い屋根)」と「天狗荘(赤い屋根)」があり宿泊することが可能です。
宝剣山荘のみ休憩で利用することができます。有料ですがトイレがあります。(200円)
(上の写真は中岳方面からの写真です。)
中岳

中岳までは足場があまり良くない(初心者でも行くことができる程度)ので到着した時の爽快感がありました。この時はまだ晴れていましたが・・・

その後天候が急変してしまいました(笑)
岐阜方面から雲がかかってきて、風がより強くなりました。
体温を奪われて、寒くなったので今回は山頂を諦めて引き返した。
駒ヶ岳山頂(断念)
残念ながら今回は未登頂でした(涙)

中岳から山頂へ行く途中に山頂荘と幕営地(キャンプ場)があり、ここで宿泊することができます。
千畳敷駅に到着

日中は晴れていましたが、夕方近くになると千畳敷周辺もすっかり雲に覆われていました。
上の写真は駒ヶ根市方向の写真。そっちは晴れているようです。

前回の記事にも書きましたが、ロープウェイの営業時間は17時で終了なので時間に余裕を持って行動しましょう。私は16時30分ごろの便になりました。
そして暖かい下界(天国)へ降ってゆくのでした(笑)
反省点
なぜ厚着の服を持っていかなかというと
- 麓は20℃以上で少し暑かった。
- 防寒具を持っていったが、麓の気温が高かったので車に置いていった。
- 装備が重くなるので軽くしたかった。
防寒着として持って行ったのは、薄い長袖と雨具のみ。
これでは10℃付近の低温と強風で耐えることができませんでした。
反省点として
- 手軽な登山でも、事前の情報収集と計画が必要。
- 100m標高が上がることで1度気温が下がるようなので、現地の気温が予想できたはず。
- 9月でも標高が高い山では、ダウンなどを持っていった方が良い。
次回から心がけたいと思います。
所要時間
千畳敷駅から乗越浄土まで
片道50分ほど
乗越浄土から中岳まで
片道20分ほど
中岳から木曽駒ヶ岳山まで
片道40分ほど

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コメント
コメント一覧 (2件)
お邪魔します。
秋の木曽駒ヶ岳、やっぱり千畳敷からの眺めは素敵ですね。
自分も夏に行っていますが、ガスにやられてそんなに眺望は良くなかったんです。
この時期になると駒ヶ岳位の山だとやはり寒いですよね。
富士山なんかも、雲に入ったとたんに10度近く空気が冷えるのを感じますし、雨とかが降る中登頂した時には山頂で震えあがっていた記憶があります。
雲から抜けると逆に半袖でも十分なくらいなのに、山の気温差は本当気をつけないといけないですね。
来年、また長野や岐阜の山をトレッキングしてみたいものです。
御訪問&コメントありがとうございます(^ ^)
このときは麓は20度以上あったので、「大丈夫」と思っていたのが反省点でした。
やはり登山をするときは、十分な装備が必要と感じました。良い経験になりました。