どうも!かっつんです。
今回は、三重県と和歌山県にまたがる熊野地方へ旅行に行ってきました。その情報と写真をシェアしたいと思います。
熊野の有名な観光名所として、熊野三山の「熊野本宮大社」「熊野那智大社」「熊野速玉大社」があります。
しかしそれらに劣らないくらい、すばらしい観光名所が三重県内にあります。それが鬼ヶ城です。
名古屋方面から熊野本宮へ行く途中に位置しているので、そこに立ち寄ってみることにしました。
実際に訪れてみて、そこには息を飲むような景観が広がっていたので訪れる価値があると思います。
このブログでは以下のことをまとめています。
- 鬼ヶ城の概要
- 観光ポイント
- 駐車場
鬼ヶ城とは?

三重県熊野市にある国の名勝・天然記念物です。
鬼ヶ城は、数回にわたる大きな地盤の隆起と波の浸食によってできた洞窟群と奇岩があり、芸術的な奇岩がある絶景スポットです。
かつで鬼と呼ばれていた海賊「多娥丸」が熊野周辺を荒らし回っていて、鬼ヶ城は彼らの住みかになっていました。その後、征夷大将軍の坂上田村麻呂によって退治されたという伝説が残っています。
鬼ヶ城山頂には戦国時代の山城跡があります。
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
鬼ヶ城の観光案内
※コロナで営業時間変更の可能性あり、公式サイト参照
住所 | 〒519-4323 三重県熊野市木本町 |
問い合わせ先 | 0597-89-4111 |
営業時間 | 自由見学 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 無料 |
所要時間 | 千畳敷のみ 30分ほど 鬼ヶ島を周遊する場合 2時間以上 |
備考 | 千畳敷まではバリアフリー トイレ完備 |
公式サイト | http://onigajyo.jp/index.html |
鬼ヶ城の見どころ
千畳敷

千畳敷は、この鬼ヶ城のハイライトともいうべき絶景の場所。
鬼ヶ城センターから千畳敷まで舗装された遊歩道があります。階段はなかったので車椅子の方でも訪れることができます。所要時間は千畳敷まで徒歩5分ほど。

千畳敷に到着すると息を呑むような光景が広がっていました。凝灰岩が海水で浸食されて大洞窟が形成されています。
この大洞窟と舞台のような平たい岩は、鬼が住んでいたかのような雰囲気を感じます。ここには昔多娥丸の住処であったと言われています。

千畳敷の上を見上げると、鬼の牙を思わせるような形状の岩がありました。

周辺の岩の表面が凸凹になっています。凝灰岩なので触ってみた感じは砂が固まったような感触がありました。長い年月をかけて浸食したと思われます。

見上げてみると洞窟の天井が、奇妙な形になっているのを見ることができます。
魔見ヶ島(マブリカ)

鬼ヶ島を観光するとよく目にする島があります。
この島は「魔見ヶ島」と呼ばれていて、鬼ヶ城の沖合約1.5kmに浮かぶ無人島です。地元の方は「マブリカ」と呼ばれています。
磯釣りやダイビングスポットとして人気があります。
征夷大将軍坂上田村麻呂が鬼ヶ城の鬼を征伐する際、沖の魔見ヶ島に童子が舞い唄い、鬼が油断して岩戸を開く一瞬に将軍が神通の矢を放ち、見事一矢で仕留めたという伝説が残っている。
遊歩道

鬼ヶ城の海岸を沿うように、約1kmの遊歩道が整備されていて14箇所ほどの奇岩の見所スポットがあります。所要時間は往復40分ほど。

千畳敷からより奥へ進むと「奥の木戸」があり、そこから先が弁天神社まで続く岩の遊歩道です。
千畳敷から先に遊歩道はのコースは整備されていて一般の観光客でも通行することができます。

少し険しい岩道ですが、荒々しい岩伝いに進む景観はインディジョーンズのような冒険感がありました。
しかし遊歩道は整備されていますが、岩を削った階段道なのでハイヒールやサンダルは大変危険。スニーカーなどの安全な靴が必要です。
荒れた日は高波が発生して危険なので行くのを控えましょう。
海側への落下防止は手すりだけなので、小さなお子さんが歩くことは危険です。

かっつんは今回は神楽岩というところまで辿り着き、引き返すことにしました。
神楽岩の上には石碑のようなものがありました。何かを祀っているのでしょうか?
なぜそこに石碑が立っているのかは謎のようです。
鬼ヶ城城跡(展望台)

駐車場から約10分ほどで登ることができる展望台。広い太平洋を見渡すことができ、沖合の魔見ヶ島を見下ろせます。春になると2000本植えられている桜が満開になるとのこと。
1523年ごろ(室町時代)に有馬和泉守忠親の隠居城として築城された。
駐車場から約10分ほどで登ることができる展望台。広い太平洋を見渡すことができ、沖合になる魔見ヶ島を見下ろせます。
山頂へ登るまでに、階段状の石垣跡がありそこには2000本の桜の木が植えられている。3月下旬〜4月上旬に満開を迎えるとのことです。

展望台の南側からは、長く続く七里ヶ浜を一望することができます。紺碧の美しい海が目に止まります。
注意点として初心者でも登ることができますが、足場はあまり良くないのでスニーカーなどの運動靴で行くことをおすすめしています。※サンダル、ハイヒールはおすすめできない。
大きなムカデを見かけたので毒虫に注意が必要です。
熊野古道松本峠
今回かっつんは訪れませんでしたが、鬼ヶ城の近くに世界遺産の熊野古道伊勢路の一部である「松本峠」があります。
本木川登口(JR市熊野駅側)〜大泊側登口(JR大泊駅側)までの全長は0.7kmほどのコースです。(片道約30分)
比較的距離が短いので初心者にもおすすめなハイキングコースです。
鬼ヶ城側からは、鬼ヶ城城跡の山頂から東屋を経由して行くことができます。
鬼ヶ城センター

駐車場の目の前にある施設です。
1階は土産店になっていて地元の名産品を購入できます。また、観光案内スペースがあり熊野観光のパンフレットが並んでいるので、旅の情報を入手するのに最適です。

2階にはレストランがあります。新鮮な海鮮丼を堪能することができます。
私もここで昼食を取りました。このレストランのおすすめは紅白海鮮丼で、新鮮なマグロと鯛が乗っていて甘だれで味付けされています。アオサの味噌汁も美味しかったです。
アクセス
車、バイク
熊野尾鷲道路(E42)熊野大泊ICから車で約3分。入り口に案内板あり。
【各所要時間参考】
名古屋駅からは約3時間。東名阪道(E23)→伊勢道(E23)→紀勢道(E42)経由
新大阪駅(梅田)からは約3時間30分。名阪国道(R25)→伊勢道(E23)→紀勢道(E42)経由
関西国際空港(KIX)から約4時間。R169経由
電車
JR紀勢本線「熊野市駅」下車→三重交通で「鬼ヶ城東口」下車
【各所要時間参考】
名古屋駅からJR「特急ワードビュー南紀」でJR熊野市駅まで約3時間
大阪からは近鉄で近鉄上本町駅(特急)→松阪駅(JRへ乗換え)→JR熊野市まで約3時間30分
高速バス
■東京方面から
高速バス南紀大宮線(三重交通、西部観光バス):「大宮、池袋、新宿、横浜」から「熊野市駅」まで所要時間約12時間。※「鬼ヶ城東口」へは止まりません。
https://www.sanco.co.jp/highway/nankitokyo/
■名古屋から
南紀高速バス(三重交通):「名鉄バスセンター」→「鬼ヶ城東口」まで約4時間。運賃は1850円
※予約不要で当日乗車可能(予約もできます)
https://www.sanco.co.jp/highway/nankinagoya/
駐車場

敷地内に無料の駐車場が完備されています。普通車72台、大型バスは10台の駐車スペースがあります。また専用のバイク駐輪場もあります。
少し離れているが、大型バス専用の第2駐車場あります。
所要時間
千畳敷のみ:30分ほど
鬼ヶ城を周遊される場合は、2時間を見ておいたほうが良い
まとめ
- 「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
- 洞窟群と奇岩の芸術的な奇岩がある絶景スポット。
- かつで鬼と呼ばれていた海賊「多娥丸」の住みか
- 千畳敷は、この鬼ヶ城のハイライトともいうべき絶景の場所。
- 「魔見ヶ島(マブリカ)」と呼ばれている鬼ヶ城の沖合約1.5kmに浮かぶ無人島がある。
- 約1kmの遊歩道が整備されていて、14箇所ほどの奇岩の見所スポットがある。
- 無料の駐車場が完備されている。

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