どうも、かっつんです。
三重県の北部を走るローカル線、三岐鉄道三岐線について紹介します。
休日は、ハイカーや鉄道ファンが利用する、のどかな田園風景を走る電車ですが、平日は地域住民やの貴重な足としても活躍してます。
ここでは、三岐線の現在と過去の車両や、利用時の注意点を簡単に紹介しています。
三岐線とは

三重県の四日市市といなべ市を結ぶ、私鉄のローカル線。全線が単線です。
旅客の他に、セメントの貨物輸送を行なっていて、JR以外の事業者でセメントの輸送は三岐線のみ。
もともとは関ヶ原を経由して岐阜県大垣市までを結ぶ計画であったが、建設の免許が失効し、現在の西藤原までの区間となった。
なので、三岐線の名前の由来は「三重ー岐阜」とのこと。
現役旅客車両

旅客車両のほとんどは西武線から移籍されたもので、60年近く前に製造された車輌もあります。
801系

元西武線701系
1963年(昭和38年)から1967年(昭和42年)にかけて、西武線の通勤電車として製造された。
西武線からはすでに全車引退したようです。
三岐線へは1980年代から1990年代にかけて導入されました。

101系

西武線で、701系の増備用として2両編成のみで新造されました。
1964年から1968年まで製造されました。
西武線ではすでに引退して、三岐線や各地の鉄道へ転籍されました。
三岐線へは1990年から1994年にかけて導入された。
近年では、かつての復刻塗装で運行されています。

通常塗装の黄色も健在です。
751系

元西武線新101系
1979年から1984年に製造されました。
三岐線へは2009年に導入された。

三岐線の車輌の中では一番新しいです。
851系

この車両は少し特殊で、前は801系。後ろは751系と異なる顔を持っている車輌です。
上の写真は富田駅方向の顔です。

こちらの写真は西藤原駅側方向の顔。異なった系統の車輌を連結しているのがわかりますね。
2012年の脱線事故で損傷した車輌を、購入していた元西武線新101系と連結させたという経緯があるようです。
三岐線唯一の形態なので、出会えたらレアかもしれませんね。
現役貨物車両
ED45形電気機関車

三岐線の東藤原-富田間のセメント輸送に使用されている。貨物輸送時は重連で牽引をしている。


過去の車輌
現地で見ることができる、過去に使用していた車輌を紹介します。
ED22式電気機関車

90年以上前にアメリカで製造された電気機関車です。
大正15年に信濃鉄道や旧国鉄で活躍して、昭和31年に三岐鉄道へ移籍されました。
そして、昭和59年までに駅構内での貨物搬入作業に使用されました。
現在は西藤原駅に隣接する公園で展示されています。

E101式蒸気機関車

90年前に大阪の汽車製造会社で作られたSLで、三岐鉄道の開業時から貨物列車の牽引で活躍しました。
昭和29年に三岐線が全線電化されたことで、現在の住友大阪セメントへ譲渡されました。
その後、三岐鉄道開業70年(平成13年)に合わせて再び三岐線がある藤原町に戻りました。
現在は、西藤原駅に隣接する公園に展示されています。

三岐鉄道利用の注意点

ICカード未対応

三岐鉄道では、交通系ICカードが利用できません。現金のみしか使えません。
面倒なのが、近鉄富田駅で近鉄から乗り換えるとです。
三岐線のプラットホームが隣接しているのですぐに乗り換えができますが、ICカードをタッチする機械がありません。(そのまま乗ってしまうと手続き上面倒なことになります。)
近鉄から乗り換えを予定しているときは、近鉄では紙の切符を使用されることをお勧めします。その場合、そのまま三岐線に乗り換えて、後で切符を車内販売で購入するか、到着駅での清算が可能です。
近鉄をICカードで利用してきた場合は、近鉄富田駅で一度改札を出る必要があります。その場合、改札が少し遠いので乗り換えがスムーズにいかないことがあるので、要注意。
積雪の日は運休しやすいかも

三岐鉄道は気象条件が悪くても運行することで有名なようです。
しかし、大雪の日は倒木で運休したことが過去に何度かあったとのこと。(知り合いからの情報)
なので、大雪当日は避けた方が良いかもしれません。
乗り放題パス

1200円で購入することができる1日パスです。三岐線と北勢線で利用することができます。
観光で頻繁に乗り降りするときに便利で、金額も安く済みます。
駅の窓口で購入することができます。(現金のみ)
そのほかに、休日は無料で自転車をそのまま車内に持ち込むことができます。

にほんブログ村

にほんブログ村
コメント